柳家喬太郎さんの落語に「コロッケそば」というのがありまして、このお噺が大好きなんです。
駅の立ち食いそばの話から始まって、ソーセージ天とか独特のメニューの話題になって、一番驚いたのがコロッケそば、という展開。なんで、そばにコロッケ!? コロッケもさぞ驚いたでしょうというところから、工場で製造されるコロッケの一人称になって…という意表をつく展開の楽しい楽しい落語。
あんまりおもしろいので、ぜひ実物を食べてみたい!と思うようになりました。落語の舞台はお江戸ですが、関西にもありました。JR環状線の京橋駅で見つけて、あんまりうれしくて、喬太郎さんの落語のように、家でごはんを食べて来たというのに、注文してしまいました。
味はみなさんが想像するより、ずっといいと思います。発明した人は、なかなかのアイデアマンですよ。ポイントはコロッケは、しばらくだしを染ませておいてから食べた方がおいしいということでしょうか。ふにゃっとしてきたくらいがちょうどおいしいと思います。
そばというと、手打ちがどうかうるさいことを言う人も多いですが、たまにこういうのを食べると、人生また、ぱっと視界が広がると思います。あぁ、世の中なんでもアリだ、好きに生きればいいんだ! と。
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【材料 1人前】
コロッケ(今回はコンビニで調達)
玉子1個
玉葱4分の1~8分の1程度(くし切り)
ネギ
(A)適度に薄めためんつゆ。あれば+みりん(あるいは砂糖+日本酒)※若干甘めの方がコロッケに合うので。
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