番外編 焼きイモ 

某月某日

今回は、焼きイモについて紹介しましょう。

ある日、実家の母から、
「今度、川で丸っこい小石ひろてきてくれへんか」
と頼まれました。
何で?
と尋ねると、
「焼きイモ作りたいねん。あれ、石さえあったら、簡単にできるで」

母の生家は農家で、イモも作っていたそうで、
よく川原の石で焼きイモを作ったそうです。

石を求めて、車を走らせて、母の育った近辺の木津川(ローカルですね)に行ったのですが、
最近は、護岸やなんかで、なかなか川岸までおりられないようになっているんですね。
川は怖いのはよくわかりますが、寂しい話。
なかなか自然に触れられないような社会になっているんですね。
結局1時間近く走って、夕方になってしまいました。

薄暗がりの中、うずくまって無心で小石を拾うおっさん・・・。
(注文どおり、すべすべした丸い石をさがすのって、けっこう大変なんですよ)
その近くを通る帰宅途中の女子高生、
さぞ不気味だったでしょうね。
まるで三途の川か、「ロード オブ ザ リング」のゴラム(映画を見てない人はぜひこの機会に)ですよね。


とまぁ、いろいろありましたが、苦労の末に石をゲットして、
母親に届けました。
「なかなかえぇ石や。んまいイモが焼けそうや」
ほんまかいな・・・。

石が残ったので、私も古いアルミ鍋でやってみました。
うまいーーーーー。
娘にも食べさせたところ、「うまいーーーー」
と思わず声が出たほど、

私は、サツマイモ(品種は鳴門金時に限る!)も好きですが、
ジャガイモも好きです。
焼きたてにバターと塩をぬって。
母のおすすめはヤカンを使う方法だそうです。
密閉感がいい具合なのだそうです。
真っ黒けになったヤカンを使っていますが、
確かに上手にできるようです。















































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