2018年3月8日
きょうは、ちょっと個人的に思い入れのある懐かしいお弁当を。
ソーセージと卵焼きとほうれんそうの3色弁当。
これは、昨年亡くなった父がよく作ってくれた弁当です。

うちの実家は大衆食堂をしていて、父は調理師だったので、私と兄のお弁当を8年間作ってくれました。その定番がこのお弁当。調理師だからもっと凝った弁当れるはずなのに…。実際、父が作る仕出し用の弁当はなかなか立派で、当時は「なんで、ぼくたちの弁当だけがこうもテキトーなんだ?」と納得いかない部分もありました。今この歳になって思うに、本業でかなり疲れて、子供の弁当の献立まで考えてらなかったんでしょうね…。冬の寒い朝、6時に起きて、寒いキッチンで弁当を作って、そのことが初めてわかりました。

で、この弁当なのですが、自分で作ってみてわかったのですが、簡単で失敗がなく、そこそこ色合いもよく…かなり完成された弁当ですね。さすがに昨今のおしゃれなお弁当に比べると、昭和レトロ感満載ですが、私にとっては、いつ食べてもほっとする味です。親子2代、男親が弁当を担当して、しかも、この定番メニューも引き継いでいると知れば、父親もさぞ喜ぶことでしょう…いや、調理師としては、やっぱり不本意かな…。


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